【Javascript】 switch文

2022年2月2日2022年2月14日 souki202 switch

Javascriptにおけるswitch文は、C言語のswitchとほとんど同じ書き方です。ただ、C言語にはできない、文字列でのswitchが可能です。

1 書き方
- 1.1 default句
- 1.2 文字列でのswitch
2 ifとの使い分け
3 まとめ

書き方

C言語と同じように書きます。

const x = 1;
switch (x) {
    case 0:
        console.log("x is 0");
        break;
    case 1:
        console.log("x is 1");
        break;
    case 2:
        console.log("x is 2");
        break;
}

x is 1

caseに指定する条件は、条件式ではなく値です。この値と一致しているかを判定します。

ここで、for文のときに紹介したbreakが登場しています。breakはswitch文でも使われ、それ以降のswitch内の処理を行わない、というものです。これがないと次のような現象が起こります。

const x = 1;
switch (x) {
    case 0:
        console.log("x is 0");
    case 1:
        console.log("x is 1");
    case 2:
        console.log("x is 2");
}

x is 1
x is 2

"x is 2"まで出力されてしまいました。これは、switch文の条件でcase 1の部分まで飛んだ後、breakするまでswitch内の処理が行われるためです。

もちろん、これを利用した方法もあります。

const x = 0;
switch (x) {
    case 0:
    case 1:
        console.log("x is 0 or 1");
        break;
    case 2:
        console.log("x is 2");
        break;
}

x is 0 or 1

xが0だった場合はcase 0に飛びますが、その後breakがないのでcase 1に来ても処理が続き、console.log("x is 0 or 1");が実行されました。しかし、内容を見るとそれを想定した内容になっています。

default句

いずれのcaseも当てはまらない場合、defaultに飛びます。if文のelseのようなものです。

const x = 10;
switch (x) {
    case 0:
        break;
    case 1:
        break;
    case 2:
        break;
    default:
        console.log("xは0, 1, 2ではない");
}

xは0, 1, 2ではない

elseと同様に、他のcaseに当てはまっていれば、この処理は実行されません。

文字列でのswitch

Javascriptでは、文字列でswitchできます。

const time = "afternoon";

switch (time) {
    case "morning":
        console.log("朝");
        break;
    case "afternoon":
        console.log("午後");
        break;
}

午後

ifとの使い分け

switchでは完全一致でしか比較できません。そのため、完全一致比較が続く場合はswitch文を利用する方が簡潔になります。

しかし, その完全一致も何個も続くようであれば、後々の処理の分離や改修しやすさを考え、事前に関数化して配列または連想配列に入れて実行する、という手もあります。

const funcs = [
    () => {console.log("x is 0")}, // 0番目の要素
    () => {console.log("x is 1")}, // 1番目の要素
    () => {console.log("x is 2")}, // 2番目の要素
];

const x = 1;
funcs[x]();